糖質がニキビの原因?最新科学が教える肌と老い!

糖質がニキビの原因?最新科学が教える肌と老い!

糖質を断つと圧倒的に若返ることをご存知でしょうか?

検査技師ゆき

理由はかんたん、老いることを止められるからです。

AGEs(エイジス)がもたらす老化のメカニズムを知って、なんでそんなに肌がきれいなの?と言われる未来を手に入れましょう!

目次

糖 質がニキビをつくる

糖質をとりすぎると、ニキビが出来やすくなってしまいます。

なぜなら、糖質の過剰摂取は皮脂の増加に繋がるからです。

糖質とは、でんぷんなどの多糖類や砂糖などの二糖類、ブドウ糖や果糖などの単糖類の総称を指します。

検査技師ゆき

ごはんを良くかむと甘く感じることありますよね。

それは口の中の唾液に含まれる消化酵素により、糖質に分解されるからです。

【皮脂の増加原因】

  • ホルモン分泌量が増加
  • ビタミン類やミネラル、たんぱく質不足

まず糖質をとりすぎると血糖値が上昇します。

するとホルモンの分泌量が増えて過剰な皮脂増加の原因となります。

また体内の糖質を分解するため、大量のビタミンB群やミネラル、たんぱく質が必要です。

これらの栄養素は通常皮膚を健やかに保つために必要なため、不足することで肌に影響が出やすくなります。

さらにビタミンには皮脂分泌を抑える働きもあります。

分解によりビタミンが不足してしまうと、皮脂が増加しニキビの原因となり得るのです。

まずは皮脂増加の原因となる、糖質の摂取から見直してみることが必要です。

AGEs(エイジス)とは

AGEsとは、「Advanced Glycation End Products」のことを言います。

いわゆる終末糖化産物です。

たんぱく質と糖質が加熱されることで、たんぱく質に糖質が結びつくことを糖化。

検査技師ゆき

そして糖化により生成される老化促進物質がAGEsです。

終末糖化産物と呼ばれるくらいで、元のたんぱく質と糖質には戻ることがありません。

AGEsが恐ろしいのは、身体をつくっているたんぱく質にも影響することです。

近年このAGEsの蓄積によって、肌の老化に影響を起こすことが明らかになっています。

例えば皮膚のはりを保つコラーゲン繊維は、およそ30%がたんぱく質で構成されています。

本来古くなったコラーゲン繊維は、酵素で分解されて新しいコラーゲン繊維と置き換わります。

しかしAGEsがくっついていると、分解が起きずに古いコラーゲン繊維が留まります。

その結果、機能が低下して肌の老化へ。

ただ加齢に伴い、すべての人に同じようにAGEsが蓄積されるわけではありません。

AGEsは「生活習慣のバイオマーカー」と言われるほどで、日々の食生活や習慣によって急激に増加していくのです。

食事の面では、揚げる・焼く・ローストする調理方法がAGEsを増加させますので、茹でる・煮る・蒸すといった調理方法ではそこまで増えない傾向があります。

一度生成されたら、どんどん蓄積していってしまうAGEs。

まずは、原因となる糖質を見直してみましょう。

糖分を控えればニキビが良くなる

日々の食生活の中でも、一番簡単なのが糖分を控えることでしょう。

見るからに甘い糖分を控えることで、自ずと糖質を抑えることが出来ます。

  • ターンオーバーの乱れ
  • 活性酸素

糖質がニキビの原因になり得る理由として、糖化によるターンオーバーの乱れがあります。

肌の老化が促進されると、ターンオーバーが乱れてしまいます。

ターンオーバーの周期が遅くなれば、古い細胞が上手く排出されません。

検査技師ゆき

そのため毛穴詰まりが起きてニキビになりやすく、跡も残りやすい状態となります。

さらに血液循環を悪くして免疫を下げ、身体や肌を錆びさせる活性酸素を放出させます。

過剰に活性酵素が発生すると、炎症した赤ニキビの原因やターンオーバーの乱れの恐れも。

一方糖質制限をすることで、本来消費されるビタミンB群を体内に残すことが出来ます。

特にビタミンB2は脂質の代謝を活発にし、皮脂量をコントロールするためニキビの抑制に繋がります。

また、糖分を摂りすぎて急激に血糖値が上がったり、血糖値が高い状態が続いたりすると糖化が起きやすいので注意しましょう。

お菓子の食べ過ぎで肌荒れを起こすメカニズム

お菓子を食べ過ぎると肌に良くないというイメージは、まさに糖質が影響しています。

糖質が過剰に増えると、以下のようにニキビの原因を作り出します。

  1. ビタミンB群が不足
  2. 皮脂の過剰分泌
  3. 肌の皮脂バランス崩れる
  4. 毛穴が詰まりやすくなる
  5. ニキビ発生

皮脂の分泌を調整してくれるビタミンB群が、糖質の代謝に使われ不足しがちに。

そうなると皮脂の分泌が調整出来ずに脂性肌になって、ニキビが出来やすくなります。

さらに糖化によるターンオーバーの乱れで、より肌荒れが起こりやすい状態です。

お菓子の食べ過ぎは糖質過剰に繋がり、肌荒れの原因となるので気を付けましょう。

肌ニキビに悪い食べ物

以下に食品ごとのAGEs値を記載しました。

糖質の観点で、肌ニキビに悪い食品を見ていきましょう。

食品AGEs値(ku/100g)通常量(g)
鶏肉(唐揚げ)9,73290
鶏肉(蒸し焼き)76990
チョコチップクッキー1,68330
フレンチトースト85030
100%オレンジジュース6250
紅茶2250

AGEsは、加熱温度が高いほどより多く発生する特徴があります。

検査技師ゆき

そのため同じ鶏肉でも揚げた場合と蒸した場合では、10倍以上AGEsが多い値になっています。焼いた甘いおやつ類も、やはり数値が高めですね。

一方で、ジュースや紅茶は一見するとAGEs値が低く見えます。

しかし含まれている糖質の量はかなり多いため、糖分過多になってしまいます。

飲み物の種類500ml中の糖質の含有量(g)
ポカリスエット31
午後の紅茶(ストレートティー)20
午後の紅茶(ミルクティー)39
トロピカーナ100%オレンジ42

さらに清涼飲料水に使用されているショ糖は、消化吸収が早いため血糖値が急上昇します。

血糖値の急上昇は、糖化が起きやすくなる一因ですね。

ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)とも呼ばれる、糖尿病の症状もあるので特に注意しましょう。

納豆でニキビができる?

納豆は、健康にも肌にも良いと言われていますよね。

発酵食品であるため腸内環境を整え、さらにはビタミンBやたんぱく質も豊富だからです。

とはいえ、何事も適量が大切です。

食べ過ぎると腸内に納豆菌が増えすぎて、腹痛や吐き気が出ることもあるので注意しましょう。

ニキビにいい食べ物

ニキビ改善や予防に良い食べ物は、何があるのか見ていきましょう。

成分など含有する食品
ビタミンB2レバー、大豆、納豆、たまご、牛乳など
ビタミンB6カツオ、マグロ、バナナ、玄米など
ビタミンCキウイフルーツ、イチゴ、ブロッコリー、芽キャベツなど
食物繊維海藻類、キノコ類、こんにゃくなど
ビフィズス菌・乳酸菌ヨーグルト、乳酸菌飲料

まず、ビタミンB2は糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポートする役割を持ちます。

その中でも特に脂質の代謝を助けて、皮膚などの細胞の再生に役立ちます。

ビタミンB2は発育のビタミンとも呼ばれ、発育促進に不可欠な存在でもあります。

そのため不足するとターンオーバーの乱れから、肌荒れ、ニキビができやすい状態になる恐れがあります。

ビタミンB6は、たんぱく質の分解を助けたり、免疫機能の正常化の維持や皮膚の抵抗力を強めるためにも欠かせません。

もし不足すると、肌の新陳代謝が低下したり、ニキビなどの肌トラブルが多くなりがちです。

検査技師ゆき

ビタミンCはコラーゲンの合成を助け、抗酸化作用もあるのでニキビ痕の色素沈着を防いでくれるでしょう。

食物繊維やビフィズス菌、乳酸菌は、便秘改善を助けます。

腸内環境が悪くなり悪玉菌が増えてしまうと、アンモニアなどの有害物質が血中に吸収されます。

それが肌の皮脂や角質と結びつくと、ターンオーバーが乱れてニキビが出来る要因となります。  

age 測定 どこでできる?

肌の老化を進めるAGEsですが、現在ではAGEs値を測定することが可能となりました。

指先をAGEsセンサに挿入して、数十秒待つだけで体内のAGEs蓄積レベルが測定可能。

検査技師ゆき

健康診断や糖尿病などの内科・アンチエイジング外来などの病院で測定できるので、ご自身の老化状況を確認してみてはいかがでしょうか。

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