マグネシウムは髪の毛にいいと聞いたことがあるけど、具体的にどのような効果があるの?白髪にも効果があるって本当?
このような悩みや疑問に、詳しく記事にしました。
- マグネシウムが髪に効果的な理由
- マグネシウムで白髪改善
- マグネシウムで抜け毛改善
- マグネシウムは発毛に効果はあるのか
- マグネシウムオイルが髪に最適
この記事を最後まで読むと、マグネシウムの髪に対する意外な(驚くべき)効果を知ることができます!
マグネシウムが髪に効果的
マグネシウムは髪が健康に成長するために重要な役割があります。2つの大きな役割を解説していきます。
カルシウムの蓄積を防ぐ
髪のダメージの原因として、パーマやカラー、紫外線などをイメージする方が多いと思います。
理由としては、カルシウムが髪の内部に蓄積されると、乾燥やゴワつきの原因となるからです!
さらに、頭皮の血管にカルシウムが蓄積されると、血管が硬くなり、血行が悪くなってしまいます。
結果として、健康な髪の成長に必要な栄養が毛包に届かなくなり、抜け毛や頭皮の乾燥や痒みの原因になります。
マグネシウムであれば、頭皮にカルシウムが蓄積するのを防ぐ働きがあり、カルシウムの働きを調整して頭皮の血行を改善してくれますので、嬉しい効果ですよね。
タンパク質の合成
マグネシウムはタンパク質の合成に必須のミネラルです。
髪はおよそ8割がケラチンというタンパク質で構成されています。タンパク質が不足していると、ハリやコシがなくなり髪質が低下し、さらに髪が細くなったり抜け毛が増えてしまいます。
現代では、食べ物に苦労するようなことは無くなりましたが、実はタンパク質の摂取量は減っていると言われています。
これは、重量当たりのタンパク質量の多い魚を食べる機会が減ったことや、主食だけで食事を済ませることが増えたことなどが原因と考えられます。
また、カップラーメンなどの加工食品を食べる機会も増えました。
マグネシウム不足により、材料となるタンパク質が不足してしまうことは、髪にとって大問題です。
タンパク質は髪以外にも、筋肉・内蔵・皮膚・体の働きを調整するホルモンや酵素など、体のほとんどのものがタンパク質で作られています。
タンパク質が不足している時には、生命維持に重要な臓器などに優先して供給されるため、髪は後回しになってしまいます。
マグネシウムで白髪改善
マグネシウムは白髪改善にも効果があります。
そもそも、なぜ白髪になってしまうのでしょうか?
〈白髪の原因〉
- 栄養不足
- 血流不足
- ストレス
上記の原因がどのように白髪を招いてしまうのか、またマグネシウムがどのように効果的なのかを、それぞれ解説していきます。
栄養不足
タンパク質とマグネシウムの不足は、白髪を招く大きな要因です。
アミノ酸の一種であるチロシンは、まず髪の材料を作るために働き、余ったチロシンがメラニン色素の材料になります。
現代の食生活では、タンパク質やマグネシウムなどのミネラルが不足していることが多く、結果としてメラニン色素が十分に作られなくなる可能性があります。
血流不足
栄養不足に次いで白髪を招く要因となるのが、血流不足です。
結果として、髪が健康に成長し、黒く色を付けるために必要な栄養が、十分に届かなくなってしまい白髪になりやすくなってしまいます。
ストレス
私たちの意志とは無関係に、内臓や血管などの機能をコントロールしているのが自律神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、日中は交感神経が優位になり、夜間は副交感神経神経が優位になることでバランスを取っています。
しかし、強いストレスを感じたり、慢性的にストレスを感じている時には、交感神経が優位な状態が続きます。すると血管が収縮しやすくなり、頭皮の血流が滞って白髪など髪のトラブルが起こりやすくなります。
マグネシウムは神経伝達においても重要な役割を担っています。
神経伝達物質の働きを調整する働きがあり、マグネシウム不足はうつ病などの精神的な不調の要因になることがわかっています。
また、ストレスによりマグネシウムの排泄が増加することも知られています。
一度白髪になってしまうともう治らない、という説もありますが、栄養状態や血流の改善で白髪が目立たなくなったという例は、決して少なくないのです。
マグネシウムは栄養不足・血流不足の改善効果、ストレスケアと、白髪の原因に多方面からアプローチすることが出来ます。
マグネシウムで抜け毛改善
加齢に伴って、髪の密度が減って細くなり、成長速度も低下します。男性では思春期、女性では20〜30歳にかけて髪の太さは最大になり、その後は年齢を追うごとに細くなっていきます。髪の密度は20代をピークにして、その後減少していきます。
男性の場合、男性型脱毛症(AGA)という進行性の脱毛症があり、これは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが最大の原因です。
女性では、薄毛や抜け毛の原因はホルモンバランスの乱れが大きな原因と言われています。加齢により女性ホルモンが少なくなることで髪の生え替わりが起こらなくなり、抜け毛が多くなります。
男女共にホルモンの影響以外に、白髪と同様、栄養不足や血行不良、ストレス、生活習慣の乱れも抜け毛や薄毛の大きな要因になります。
血行不良・ストレスは血流不足を引き起こし、髪が成長するのに必要な栄養分を行き渡らせることができなくなるためです。
マグネシウムは、栄養不足や血行不良・ストレスによる血流不足を改善する働きがあり、健康な髪の成長を助けて抜け毛を防ぐ効果があります。
マグネシウム発毛
マグネシウムは発毛にも効果があるのでしょうか?
結論から申し上げますと、マグネシウムが発毛を促進するという明確な研究データはまだ無いようです。しかし、男性型脱毛症(AGA)の治療薬の作用機序から考えると、マグネシウムも同様に発毛効果が期待できると考えられるので、解説していきます。
AGAの最大の要因は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)です。
AGAの治療薬として、主に三種類の医薬品が使用されています。
〈AGA治療薬〉
- フィナステリド
- デュタステリド
男性ホルモン(DHT)抑制作用
- ミノキシジル
→毛乳頭細胞の活性化作用
このうち、フィナステリドとデュタステリドはDHTの働きを抑制することで効果を示します。これに対して、ミノキシジルは毛乳頭細胞の働きを活性化し、ヘアサイクルを正常化することで発毛を促進します。血管拡張作用により血流の改善が起こることが、毛乳頭細胞の活性化に繋がっていると考えられています。
マグネシウムは血管拡張作用があることが分かっているため、ミノキシジルと同様に発毛の促進が期待出来ると考えられます。
マグネシウムオイルが髪に最適
食事やサプリメントによるマグネシウム摂取も大切ですが、1番効率的なのは経皮吸収です。
マグネシウムは皮膚から吸収されやすいという性質があります。また、塗布した部位への局所的な効果も感じやすいです。
《マグネシウムオイルのおすすめ使用法》
- 洗髪前に頭皮に塗布(スプレー)する
- 20分程度置く
- 洗髪して洗い流す
頭皮はマグネシウムの吸収率が高いことが分かっており、腕の内側の皮膚を基準にすると、その3.5倍の吸収率があります。
吸収率だけを考えると、入浴後や洗髪後といった頭皮が柔らかくなっている時が好ましいのですが、ベタつきが気になる場合が多いため、上記の方法がおすすめです。
マグネシウムオイルを塗布すると、肌にピリピリとした刺激を感じることがあります。
この場合は、初めは塗布時間を短くして、徐々に時間を伸ばしていきましょう。続けていくうちにピリピリ感が少なくなってきます。
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マグネシウム髪まとめ
人の印象は髪の毛の状態で大きく左右されるものです。
白髪や薄毛の原因は遺伝的な要素だけではなく、栄養不足や血流不足、ストレス、生活習慣の乱れなども大きな要因です。日本では平均寿命が長くなっており、いつまでも若々しくいたいと願う方が多い一方で、髪の悩みは増えているように感じます。
長時間のデスクワークや不規則な生活、栄養状態の低下など、髪のトラブルの原因は増えているのです。
《マグネシウムの髪への効果》
- 血流の改善
- 髪の材料であるタンパク質の合成
- ストレス改善
マグネシウムは健康な髪の成長のために必須のミネラルであり、白髪や抜け毛の改善効果も期待できます。頭皮からの経皮吸収で、直接頭皮の血流に入り、髪への効果を十分に発揮します。
AGAなどの薄毛治療を行っている医療機関もありますが、郊外では通える範囲に専門クリニックがない!という状況が多々あります。
また、AGAの治療薬は一定の効果はありますが、制欲減退や肝障害などの副作用の可能性があります。費用面での負担が大きく、治療を途中で辞めてしまう方は少なくありません。
短期間で改善するものではないので、無理なく続けられる方法を選びたいですよね。マグネシウムによるケアは自宅で出来て費用の負担も少ないので、続けやすいケア方法だと思います!
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