「オーガニック」や「天然素材」と書かれた商品を見ると、なんだか健康にも美容にも効果がありそうなイメージがわきませんか?
ましてや実は、体に悪いものがあるなんて思いもしませんよね。
しかし、天然由来の物質を使ったものでも実際は、体に害を及ぼす可能性があるものが多く存在します。
その一つとして、天然のカラーリング剤として使用されているヘナという植物があります。
もちろん、愛用している人もいるのでメリットもありますから、デメリットや危険性を知ったうえで、ヘナ染を行うかどうかはご自身で決めてください。
ヘナ危険成分
ヘナが危険成分であるかどうかという質問の答えは、それは人間の体からすると異物=危険成分であるという回答になります。
ですから、アレルギー反応が出てしまったり、かぶれてしまったりということは自然なことです。
じゃあなぜ、ヘナがカラーリング剤として使用されているかというと、白髪が染まりやすいということ、頭皮を清潔に保つことができるという特徴があるからです。
さらに、一般的に使用されているアルカリカラーリング剤と比べて、頭皮への負担は軽減されるということもメリットの一つとしてあげられます。
デメリットもありますが、美容において大きなメリットがありますから、使用する際にはパッチテストを事前に行うことが大切です。
以前使った時は大丈夫だったから!と油断していると、実は体が疲れていて炎症が起こる可能性があります。
自分の身を守るために必要なルーティンです。
ヘナ発がん性
ヘナ単体の危険性は少ないことは述べました。
しかし、ヘナをカラーリング剤として使用する際に、一緒に混ぜられる化学物質が体に悪影響を与えるのです。
ジアミンを入れることで、ヘナ100%のナチュラルヘナ染に比べて発色が良く、いろいろなカラーを作ることができるようになるメリットがあります。
しかし、フィンランドなど一部の欧州諸国では、その発がん性から使用を禁止しています。
特に骨髄などに深刻な障害を与えることが明らかになっているので、その危険性を無視することはできません。
現在、日本ではヘナの使用が認められていますが、世界的には遅れた対応であると言えますね。これはジアミンに限らず往々にしていつも日本は遅れています。
そのため、消費者自身が使用するかどうかをきちんと判断する必要があります。
ヘナ肝臓癌
ヘナ染による発がん性の問題ですが、肝臓が癌になりやすいです。
なぜなら、皮膚から吸収された有害物質は、子宮や肝臓に蓄積されるからです。
この有害物質が蓄積され続けると蓄積された部分が癌化するので、女性は子宮癌に、男性は肝臓癌になりやすいのです。
女性の子宮を手術した際に、シャンプーの匂いがすると言われているのはこの蓄積によるものと考えられます。
そしてヘナ染により蓄積されていく有害物質は、簡単に排除することができません。
代謝ができないものは、そもそも使わない、体の中に入れないということでしか、肝臓癌のリスクを減らすことはできないのです。
ヘナ続けると
髪の毛のカラーリングとは一生に一度だけでいいというものではありません。
特に白髪染めに至っては、神経質な人で1カ月に1度はヘナ染をするという人も多くいます。
そのため、有害物質を体内に供給し続けることになるので、健康を害するリスクが向上します。
また、ヘナ染を続けていると、カラーリング剤が髪の毛に浸透しにくくなり、染まりにくい髪の毛になってしまいます。
そういった髪の毛になってしまうと、例えば面接があるから髪の毛を暗くしたい!といった時に、ヘナ染よりも強い薬剤を使って髪の毛を染めるしかありません。
強い薬剤は髪の毛にも頭皮にも負担が大きくなります。
白髪が増えると、老けて見えるのでこまめにケアしたくなる気持ちはよく分かります。
体に負担をかけない方法で、自分らしく生きていく価値観を身に着けることも大切です。
ヘナ頭皮に悪い?
ヘナ染の基本は、たっぷり塗ること。
ヘナは粘り気が強いので、たっぷり塗ることは簡単です。
しかし、頭皮付近の髪の毛は生え癖が強いため、生え癖に沿わない塗り方をすると頭皮に負担がかかります。
女性は経験したことがあるかもしれませんが、髪の毛をポニーテールでくくるとかゆみや痛みを感じることがありますよね。
また、頭皮だけじゃなく頭痛を経験したことがある人もいるでしょう。
ヘナ染を塗ってすぐ除去するのであれば、負担は少ないですが、髪の毛を染めるためには約30分ほど、頭皮に負担をかけ続けなければなりません。
塗布されているときは痛みを感じなくても、後から痛みが出ることもあるので注意が必要です。
ヘナの代わり
以前から私はこちらの、ノンジアミンの白髪染めで染めています。
ジアミンアレルギーだったり、私のようにアトピーでも使えるのでおすすめ。
詳しくはこちらの記事で!
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