ニキビの出る場所によっては原因が異なります。つまりは対策が異なります!
いつも同じ場所にニキビが出来る場合は、一度確認して対策したほうが早く治る可能性もありますので、ご覧ください。
また、基本的なニキビ対策に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。
おでこニキビの原因
おでこニキビは10代に多い思春期ニキビと、20歳以降に増える大人ニキビがあります。
思春期ニキビは、主に皮脂の過剰分泌が原因です。
中学生から高校生になる時期は、男女問わず男性ホルモンの分泌が高まり皮脂腺が刺激されます。
おでこはそんな皮脂腺が多く集まるため、特に毛穴詰まりを起こしやすいのです。
毛穴に皮脂が詰まることでぶつぶつとした白ニキビが広範囲にでき、さらに炎症を起こすと赤みや痛みのあるニキビとなってしまいます。
一方で大人ニキビは複数の原因が重なって出来てくることが多いです。
皮脂の分泌は大人になるにつれて落ち着いてきますが、それでもニキビが出来る場合は以下の原因が考えられます。
- ホルモンバランスの乱れ
- 洗顔のしすぎ
- 前髪やヘアスタイリング剤などによる刺激や汚れ
皮脂の分泌はホルモンの影響を強く受けます。
さらにストレスや睡眠不足によってホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰に分泌されます。
一方で皮脂が少なくなりすぎても、ニキビが出来やすくなります。
べたつくからと、洗顔料で1日に何度も顔を洗いすぎてはいないでしょうか。
皮脂を取りすぎると、不足分を補おうと皮脂を分泌する働きが強まる恐れがあります。
さらに前髪による皮膚刺激や髪に付着した汚れやほこり、ヘアスタイリング剤に含まれる油分や成分がニキビを悪化させる原因となる場合もあるため注意しましょう。
おでこニキビ治らない時の対処法
まずは睡眠不足やストレスを減らすためにも、早寝早起きを習慣づけましょう。
朝に太陽の光を浴びることで体内時計が整い、夜もしっかり眠れるようになりますよ。
そしてバランスの良い食事をとり規則正しい生活を送ることで、ホルモンバランスも整います。
次に日々のヘアスタイリングを見直してみましょう。
前髪がおでこに付かないようにピンで留めたり、悪化しないように暫くはスタイリング剤を控えることも大事です。
どうしても使用する場合は、洗髪・洗顔の際にしっかり洗い流しましょう。
またおでこは汗をかきやすい場所でもあります。
汗をかいた時は、こすらずに綺麗なハンカチなどで優しくふき取ることも大事ですよ。
眉間ニキビの原因は自律神経?
肝臓の反射区、怒り、イライラ、自律神経が乱れているかも。
顔には足裏と同様に、内臓の反射区があるのはご存知でしょうか。
ニキビが顔のどの部分に出ているかによって、機能が弱まっている臓器を知ることが出来ます。
そして眉間にニキビが出ると、肝機能が低下していると考えられます。
なぜなら眉間は皮脂の分泌量が多く、老廃物や毒素が溜まりやすい場所だからです。
さらにおでこに近い眉間は、腸の影響も受けやすいとも言えます。
腸は第二の脳とも呼ばれるほど、脳との関係が密接でストレスの影響も受けやすいのです。
脳腸相関なんて言葉もあるくらいです。
眉間ニキビが出来た方は最近寝不足や、イライラしがちでストレスが溜まっていたりと思い当たることはないでしょうか。
眉間ニキビが治らない時の対処法
まずは肝機能が低下する原因となる、生活習慣を見直すのが第一です。
お酒は適量というのはもちろんですが、バランスの良い食事を心がけましょう。
筋肉には肝臓の働きを補完する作用があるため、適度な運動も必要ですね。
そして自律神経を整えるためにもしっかり睡眠をとり、ストレスを解消しましょう。
手の汚れや刺激によって、症状が悪化する恐れがあります。
おでこニキビ同様に、前髪やヘアスタイリング剤にも気を付けた方が良いでしょう。
顎・顎下の ニキビ原因
顎は顔の中でも皮脂腺が多い一方で、汗腺が少ない部位です。
そのため水分不足を補おうと皮脂の分泌過剰を引き起こします。
また顎は炎症が起こってニキビが悪化しやすく、再発しやすい傾向があります。
- ホルモンバランスの乱れ
- マスクや髭剃りによる刺激
思春期よりもホルモンバランスを崩しやすい大人になってからの方ができやすく、大人ニキビの代表格といわれます。
特に女性は常にホルモンバランスが変化するため、生理前や妊娠中の黄体ホルモンが優位になる時期には皮脂が過剰に分泌しやすくなるでしょう。
またコロナ禍で長時間マスクをすることが増えたため、蒸れや生地による摩擦による刺激でニキビに悩む方も増えています。
髭剃りなども肌を傷つけてしまい、そこから雑菌が侵入して炎症を起こす恐れがあります。
顎 ニキビ 治らない時の対処法
顎ニキビを治すために一番大事なことは、ホルモンバランスを整えることです。
そのためにもバランスのとれた食事を適量とり、しっかり睡眠をとりましょう。
特にビタミンB2は皮脂の分泌を抑制する働きがあります。
さらに入浴や適度な運動で汗を流すことも、汗腺の働きを活発にすることに加えて血流促進によりホルモンバランスが整いやすくなりますよ。
また肌刺激を減らすためにも、毎日使うマスクは肌に優しい素材を選ぶと良いでしょう。
現在不織布マスクでも、敏感肌用の柔らかい素材を使用したものもあります。
髭剃りをする場合はシェービングジェルなどを使用するなど、少しでも肌への刺激を軽減するように気を付けましょう。
鼻上・鼻下のニキビ原因
鼻は顔の中でも毛穴が多く皮脂の分泌量が多いため、特に皮脂が毛穴に詰まりやすい部位と言えるでしょう。
主な原因としては、以下が考えられます。
- ストレス
- 鼻のかみすぎ
- メイク汚れ
疲労やストレスなどで胃が弱っている時は、ニキビができやすいと言われています。
さらにストレスはホルモンバランスにも影響をきたすため、鼻にニキビのできやすい環境を作り出してしまうのです。
また鼻炎や花粉症などで鼻をよくかむ場合も、鼻にニキビができやすい傾向があります。
何度もかむとティッシュによる刺激や、乾燥による毛穴詰まりを引き起こす可能性も。
鼻は他の部位と比べて凹凸があるため、毛穴に詰まりやすいと言えるでしょう。
皮脂とメイクが混ざり毛穴に詰まったままにしてしまうと、アクネ桿菌の増殖に繋がります。
そうなると炎症したニキビとなりやすく、治りづらくなってしまいます。
鼻ニキビが治らない時の対処法
鼻にニキビができると、気になって触ってしまう方もいるかもしれません。
しかし触ると刺激となったり、手に付着した汚れによりニキビを誘発してしまう恐れがあります。
皮脂の分泌を減らすためにも脂肪分の多い食事は控えたり、ストレス発散のために運動を取り入れたりと生活習慣を見直してみましょう。
またコロナ禍でマスクをする機会が多いかと思います。
メイクをした際は、普段よりも丁寧な洗顔を心がけることも大切です。
パーツごとに必要な洗浄力のクレンジング料を用いて、刺激や乾燥を軽減させましょう。
そして鼻のかみすぎで乾燥が感じられた場合は、ワセリンなどで保護してあげてくださいね。
口・口角 ニキビ 原因
口周りのニキビができる時は、身体が弱っているかも。
- 胃腸が弱っている
- ホルモンバランスの乱れ
- カミソリなどによる刺激
口周りのニキビは、胃腸が弱っているサインです。
胃腸の調子が悪くなると、身体の中に老廃物が溜まりやすくなりニキビとして出てきてしまいます。
また鎮痛薬や抗生物質などは胃に負担をかけるため、口周りのニキビの原因となりやすいでしょう。
そのため口周りにニキビができてしまうと、治りが遅くぶり返しやすい部位と言えるでしょう。
また口周りの産毛や髭を処理する際に、皮膚を傷つけてしまっている可能性もあります。
使い古したカミソリを使って、一度で剃り切れずに何度も同じ箇所を剃ってはいないでしょうか。
口元は皮膚が薄く乾燥しやすいため、産毛を剃る際は特に気を付けましょう。
口ニキビ対処法
口周りにニキビが出来た際は、以下に気を付けましょう。
- 胃腸に負担をかけない
- ホルモンバランスを整える
- ムダ毛処理と処理後は肌に優しく
まずは胃腸に負担をかけないように、現在の食生活を見直してみてください。
暴飲暴食はしてないでしょうか。
また最近ちゃんと眠れていますか?
朝日を浴びて、夜はしっかり睡眠をとるようにしましょう。
身体を休めてストレスを解消することもホルモンバランスを整えることに繋がります。
使用するカミソリの刃はボロボロになっていませんか?
切れ味の良いカミソリや、直接肌に刃が触れない電気シェーバーを使用することで、肌を傷つける機会を減らしましょう。
また、処理後は乾燥しないように皮膚を保護することも忘れずに。
唇ニキビすぐ直る?
もし唇付近に出来たニキビが長引く場合は、ヘルペスの可能性があります。
ヘルペスは感染症のためニキビとは治療法が異なり、抗ウイルス薬の塗り薬や飲み薬を用います。
区別がつきづらいかもしれませんが、唇の上にあったらヘルペスと考えても良いでしょう。
なぜなら唇には毛根がないため、毛穴の炎症によって起きるニキビはできないのです。
- ニキビ:毛穴の炎症
- ヘルペス:ウイルス感染
ヘルペスは風邪などで一時的に免疫力が落ちた際になりやすいので、注意が必要です。
頬ニキビの原因
頬ニキビは炎症が悪化するとニキビ跡ができやすいため、原因を探り早めの改善を心がけましょう。
右頬、左頬どちらか一方にニキビができた場合は、主に以下のような生活習慣が原因です。
- 髪の毛からの刺激
- 寝具の衛生状態
- メイク汚れや刺激
頬は顔の中でも皮脂が出にくい部位であるため、乾燥しやすくなっています。
ファンデーションやチークを付ける時の、スポンジやブラシは汚れていませんか?
ブラシを何度も使い回していると毛が固まり、皮膚への刺激が強くなってしまいます。
さらに付着した汚れに雑菌が繁殖して、ニキビの原因となる恐れがあるため注意が必要です。
一方で両頬にまんべんなくニキビができる場合は、乾燥やホルモンバランスの乱れが考えられます。
乾燥によって肌のターンオーバーが乱れると、角層がどんどん厚くなって毛穴詰まりを引き起こすことも!
毛穴の詰まりを引き起こした結果、そこから炎症を起こす恐れがあります。
勉強や仕事でストレスを抱えていませんか?
自分の置かれている状況を振り返ることも、時として原因を探るのに大切となるでしょう。
頬 ニキビ 治らない時の対処法
頬ニキビが治らない時は、原因をふまえて対処していく必要があります。
もし原因で思い当たることがあれば、先ずはそれから取り除きましょう。
- 髪の毛が長い方は結ぶなどして、頬に触れないようにする
- 寝具は定期的に洗濯し、吸湿性や肌触りの良いものを選ぶ
- メイク用のスポンジやブラシは定期的に洗い、肌への負担を軽減
- 肌の乾燥が気になる時にはワセリンなどで保護する
- しっかり睡眠をとりストレス解消を心がける
肌が乾燥するからといって、保湿クリームなどを過度に使用しないようにしましょう。
まずは自分自身の習慣を一度見つめなおすことで、原因がハッキリするかもしれませんよ。
背中ニキビの原因
背中は自分ではなかなか見づらい部位ですが、水着や首回りが広めの服を着る際には気になりますよね。
そんな背中ニキビができた場合は、以下の原因が考えられます。
- 生活習慣の乱れ
- 洗浄剤のすすぎ残し
- 衣類などの刺激
そのため暴飲暴食や生活習慣が乱れると、鼻やおでこ同様にニキビができやすくなります。
さらにお風呂で洗髪や身体を洗う際に洗浄剤のすすぎ残しも、毛穴が詰まりニキビの原因となる恐れがあります。
また汗腺が多いため衣類の中で蒸れやすく、さらに衣類の刺激により背中にニキビが出来ることも。
さらに背中にできるニキビは、黄色ブドウ球菌などの細菌やマラセチア菌というカビが原因でなる毛包炎が混在している可能性があります。
どちらも元々皮膚に存在する常在菌です。
しかし毛包に侵入して炎症を起こすと一般的なニキビのように赤く膨らみ化膿することもあるので注意しましょう。
背中 ニキビ 治らない時の対処法
背中にニキビができた場合は、原因を一つ一つ解消していきましょう。
たくさん汗をかいた際は、肌着などを着替えた方が良いですね。
香りが良いからと柔軟剤などを多めに使うと衣類に残る恐れがあります。
用量を守り、肌刺激を減らすように意識しましょう。
背中にシャンプーなどのすすぎ残しはないでしょうか。
もし一般的なニキビの治療をしても背中ニキビが改善しない場合は、毛包炎の可能性があります。
毛包炎の場合は原因によって抗生剤や抗真菌薬を用いるため、長引くようであれば病院で一度確認してもらうと良いでしょう。
フェイスラインニキビの原因
最近お疲れ気味だったり、睡眠不足ではないですか?
フェイスラインにニキビができる場合は、以下の原因が考えられます。
- ホルモンバランスの乱れ
- 寝具などによる刺激
フェイスラインのニキビは、ホルモンバランスの乱れが主な原因と考えられます。
ホルモンバランスの乱れにより皮脂が過剰分泌を起こします。
さらに男性ホルモンは毛穴を収縮させて毛穴を詰まらせるため、ニキビとなります。
同じところに繰り返しできやすく、炎症を起こすとニキビ跡になりやすいでしょう。
そのため付着した汚れや刺激によって、ニキビが誘発される恐れがあります。
最近ではマスクの頻繁な着用による蒸れや摩擦の影響も受けやすいと言えるでしょう。
フェイスラインのニキビが治らない
まずは自身の生活習慣を見直してみましょう。
栄養バランスのとれた食事や規則正しい生活を送ることで、ホルモンバランスを整えます。
人は寝ている間に約350mlの汗をかくと言われています。
寝具は定期的に洗って清潔に保ち、なるべく肌に優しい素材を選ぶと良いでしょう。
髪が肌に触れるようであれば、フェイスラインに毛先が触れないように工夫することが必要です。
肌に直接触れるものはニキビを刺激する恐れがあるため、可能な限り避けるか肌に優しい素材のものを使用しましょう。
まとめ
ニキビの基本的なケアは、過剰に色々やらない事です。
引き算のケアを念頭に置いて貰うと良いと思います!
また詳しくはこちらの記事で説明しているので、良かったご覧ください。
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